株式を約定する際の決済期間を1日短縮 T+2問題
知らなかったではすまされない??T+2問題!!
権利付最終日が、2019年7月16日から変更になってます。現渡しする際にも要注意!!
権利確定日カレンダー | http://kabu-yutai.net/calendar2019/ |
2019年7月の権利付最終日で説明
2019年7月の権利確定カレンダーで説明すると、次のようになります。
2019年7月
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
権利付最終日 |
30
権利落ち日 |
31
権利確定日 |
|
|
|
東京証券取引所などは、従来、受渡日の設定を 約定日から3営業日後 でありましたが、
2019年7月16日から 約定日から2営業日後 に改めました。
これが、T+2化です。
ちなみに、Tは ”trade data” の略です。
現渡し日に注意
私の様にクロス取引をしている方は特に要注意!!
この、T+2化を知らないと、権利が確定されないまま現渡ししてしまう事になりますので気を付けましょう。
2019年7月を例にとってみると、
T+2に変更後になった権利付最終日は7月29日(月)
(この日までに株を保有すると株主名簿に記載され優待が貰える権利が得られます。)
クロス取引をしている人はこの日の取引終了後(19時とかね)に現渡をします。
T+3(従来)の権利付最終日が7月26日(金)
T+2に変更されたことに気付かない場合は、7月26日に現渡をしてしまい、株主名簿に記載されることなく取引されてしまいます。こうなると売買手数料が無駄になるどころか、優待案内を待っても待っても届かない、、、という事態に陥ります。
どうしてT+2になったのか
日本証券業協会によると、
受渡日を早める事によって未決済残高を減らすなどして、決済リスクを低減させることが狙いであり、米国や欧州など海外の主要市場では「T+2化」が主流になっており、金融のグローバル化が進む中で日本も追随して株式市場や取引所の競争力を高めたい
とのことです。
さいごに
優待銘柄株を購入している私には関係ないのですが、この度の T+2化 で ETF (上場投資信託)や REIT (不動産投資信託)を含む上場有価証券も対象になりますので、対象者は注意が必要ですね。
月別の注目銘柄 | http://kabu-yutai.net/category/tyumoku/ |
クロス取引の方法 | http://kabu-yutai.net/2018/12/18/cross/ |