その会社の資産から見て今の株価が割安かどうか測る指標、それが「PBR」。

 

株主優待銘柄をスクリーニングする上で大事な指標の一つが「PBR」です。
クロス売買を行っている私にとっては「優待利回り」が第1の指標なのですが、「PBR」も外せないスクリーニング材料です。
簡単ではありますが、PBRについて説明します。

PERについての説明はこちらです。http://kabu-yutai.net/screening-rakuten/per/

PBRとは

 

PBRについて

PBRとは、
株価純資産倍率の事
Price Book-value Ratio=P B R
その会社の資産から見て割安かどうかを知る指標

PBRを知る前に「BPS」について説明します。

BPS(book-value per share)とは、「1株あたりの株主資本」で、1株に対して株主資本がいくらであるかを表す指標です。

計算式、

BPSとは

 

「PBR」の算出

この会社の株価が現在1000円だとしてBPS(1株あたりの株主資本)が500円だったら、PBR(株価純資産倍率)が2倍という事になります。PBRとは「株価が、1株あたりの株主資本(BPS)の何倍になっているのか」を示したものです。

計算式、

 PBRとは

 

株価純資産倍率(PBR)が1倍以上であれば、安定している企業となりますが、逆に1倍未満であれば割安株になります。
何らかの事情で一時的に1倍を割っている場合は買いのチャンスですが、赤字を出している企業であることも否めないので、PERなど他の指標や株価チャート、ニュースなどを加味することが大事です。

PERについての説明はこちらです。http://kabu-yutai.net/screening-rakuten/per/

配当利回りについてはこちら 優待利回りについてはこちら

 


 

まとめ

ようするに株価が下がればPBR(株価純資産倍率)も下がります。またBPS(1株あたりの株主資本)が上がればPBR(株価純資産倍率)は下がります。
株価が下がったり、BPS(一株あたりの株主資本)が上がることにより、PBRが下がり割安になります。

基準は『1倍』ですが、1倍以上であれば経営は安定していることになります。
優良企業だけど、一時的に不安定であるとか、株式市場全体の暴落で下がったなどの理由でPBR1倍を割れている場合には、買いのチャンスになります。

ルル
1倍割れだからお得!と思って飛びつくのは危険。
優良企業かどうかを見極めよう!

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